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昨日、クライストチャーチから車で一時間ほど行ったところにあるRyde Falls Trackというところを歩いてきました。上の写真は途中に渡る川です。

いちおう下調べ

きっかけはこの記事。

Oxfordならそんなに遠くないし、ちょっと行ってみようか…と軽い気持ちで決定。DOC(環境局)のサイトにこの地域の解説ブローシャもあったのでそれを印刷、通常の休みよりは少々早めにおきて、Oxfordに向かいました。

いきなり道に迷う…

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上がブローシャに載っていた地図。駐車場からMt Oxfordに向かう道と、Ryde Fallsに向かう道に分かれています。実際に駐車場について、そこにあった地図を見ると少し歩いてから道が分かれているようになっていました。

ちょうどあるき始めようと思ったら、その地図のあるところの前方からライフルを持った若者たちが出て来るところだったので、こっちに行けばいいのか?とその若者たちが来た方に歩き始めました。ところがこれが間違いのもと。しばらくは農場の中を歩いていたのですが、途中から道が険しくなりはじめ、どうもWalikg TrackというよりはTramping Trackになっているような感じ。

こりゃもう一度駐車場に戻って確認したほうがよいのでは?というかみさんのアドバイスに従い、再び駐車場に戻って地図と周辺を確認。すると、地図の位置の左側にWalking Trackらしきものが。どうやらこちらっぽいということで行ってみると、2-3分歩いたところにWalking Trackを示す看板が出てきました。

ここまで駐車場についてから約1時間。これが(たぶん)後から効いてくることになりました…

思ってたより厳しい道じゃん……

さて、正しい道を歩きはじめたところ、けっこうこの道が厳しいのです。

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メインは上記のようなBeech Forest(ブナ林)で、比較的整備されている道なのですが、ところどころにドロドロの場所、木の根がむき出しなどの歩きにくいところがあります。途中で会った人に効いた話なのですが、どうやら前日にこのTrackを使ったマラソン大会のようなものがあり、400名ほどが参加したらしく。濡れていたところをそんな大人数が通ったために、ドロドロというかどろんどろんになっていたようです。

また、普段2〜3時間くらいなら街歩きをしていたので、ある程度の距離を歩くのは大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが、やはり前述のような道を長時間歩くのは街歩きとは違っていました。特にクライストチャーチは高低差があまりないのですが、このTrack、けっこう厳し目のアップダウンがあり、いやはや明らかに舐めていたと反省させられました。

念のためと思ってトレッキング・シューズで行ったのでまだ良かったですが、せっかく持って行ったポールは車の中(そこまできつくないだろうと思っていたので……)。もちろん、こういう山道を歩き慣れた人なら大丈夫でしょうが、あまり慣れていない人は、しっかりとした靴やポールなどあったほうがよいと思いました。

到着したら……

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途中で太腿が痛み出してしまい、休み休み歩かざるを得なくなってしまったのですが、それでも「ここまで来たのに引き返して帰れるかいっ」という、変な貧乏性(?)を出して、滝のあるところまでなんとか歩ききりました。

ここに来たのは、この滝の写真を撮りたいというのが目的のひとつで、デジタル一眼のカメラ、替えのレンズ、三脚などを背負って歩いてきました(これも疲れた原因のひとつだったかもしれません)。ではと、三脚を伸ばしてカメラをセットしようと思ったら......あれ?雲台がない?正確には雲台ではなくクイックシューという取り外し可能なカメラを三脚に固定するパーツなのですが、つけたはずの三脚についていないのです。青ざめながらカバンの中を探すもない……当然カメラにもついてない……そりゃもう、ショックで半泣きですわ。

幸い、コンパクトデジカメ用の三脚(小さなほとんど玩具のようなやつですが)があったので、それにデジカメを設置、岩場に置いてパチリ。

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なんとかスローシャッタースピードでの撮影ができました。ただ、三脚が小さく設置場所をそれほど自由に選べなかったこと、周りにけっこう人がいて動き回りづらかったこと、そして何より歩き疲れた上に三脚のパーツがなくなったショックで撮影場所を探す気力がなかったことから、思ったような写真は撮れませんでした。残念。

写真ではわかりづらいですが、この大きな滝の上にも滝があって、カスケード状に流れていて、なかなか風情のある滝ではありました。

帰りは帰りで……

あぁ…ここに誰かが来て、私を車のところまで連れて行ってくれたら、どんなに素晴らしいことだろう…

なんて思ったりしてしまいましたが、そんな「誰か」はいません。もう一度来た道を歩かなければなりません。

行きよりは帰りのほうが、だいたいどんな道かわかるので楽なことが多いのですが、今回はともかく脚(太腿)を痛めてしまったこともあって、帰りは帰りで厳しいものでした。脚が痛いからちょっと休もうと、倒木に座ろうとしたら今度はふくらはぎがつるしまつ。更には途中雨まで降り出して、まさに踏んだり蹴ったりでした。

でもリベンジしたい

そんなこんなで、かみさんとロボットのような動きで帰宅するはめになり、明けて今日も脚の痛みが残っている状態です。とほほ。

しかし、思ったような写真が撮れなかったこともあり、是非また行ってみたいと思います。残念ながら「近いうち」には肉体的にも精神的にも行けないと思いますが…